十五夜。2017年は10月4日。昔は、月の満ち欠けにより月日を知り、農事を行いました。
十五夜の満月の夜は祭儀の行われる大切な節目でもあったようです。
満月に見立てたお団子と魔除けの力があるといわれるすすきをお供えします。
日本では昔から、同じ場所で十五夜と十三夜の両方を観賞する風習が一般的です。
どちらか一方だけ観賞するのは「片見月」といって忌まれていたからです。
今は、十三夜は十五夜に比べてあまり一般的でないようで、十三夜の頃に月見団子を販売していない和菓子屋さんもあるようです。
でも、両方の月を愛でるのは、日本独特の風情ある風習ですから、ぜひどちらの月も楽しんでみてください。